スイム・バイク・ランの共通点

Pocket

トライアスロンはスイム、バイク、ランの三種目を続けて行う競技です。それぞれ異なる競技ですが身体の使い方には共通点があります。

■動きの要は腰

スイムは、腕の動きが重要です。肩甲骨から動かす上半身の動きが腰に伝わり、キックへと繋がるスムーズな動きが求められます。

バイクは、三種目の中で唯一道具を使用する競技なので、ポジションも重要ですが、
ペダルにうまく体重を乗せ、推進力を得るには体幹とやはり腰の使い方が大事です。

最後にランもやはり、上半身の腕振りを推進力として下半身に伝える必要があるので、腰で連動させる必要があります。

共通していえることは、余分な力を抜いて、体重をうまく使って推進力に変えること。そのためにはフォームやポジションがとても重要です

他のスポーツも同じで、野球やサッカーでもボールにいかに体重を乗せるか、そのための体の使い方としてそれぞれに型があり、そのポイントはやはり腰ではないでしょうか。

■必要な三要素

三種目に共通して必要な三要素は、シンプルに表現すると「フォーム」「筋力」「持久力」だと考えています。
それぞれに全て重要な要素ですが、種目ごとに特に重要と考えているのは、次の点です。

スイムは「フォーム」、パワーを発揮する前に、水の抵抗を極力減らすことが大事で、ストリームラインが維持できなければ、いくらパワーがあってもなかなかタイムが上がりません。

バイクは「筋力」、ペダルを介してクランクを回転させ、推進力を得るので、そのペダルを回すにはやはり筋力が必要です。

ランは「持久力」、三種目のなかで一番衝撃が強く、体への負担が大きいためそれに耐えうる持久力が無ければなりません。

■仕事でも三要素は重要

「フォーム」「筋力」「持久力」は仕事にも通じると考えています。

まず仕事を覚えるのに仕事の型(フォーム)を覚える必要があり、次に仕事をレベルアップするスキル(筋力)が求められ、それを継続していく継続力(持久力)が必要ではないでしょうか。
スポーツでも仕事でも、人が成長するプロセスは地道な努力の積み重ねで、決して楽なものではないようですね。

トライアスロンは三種目の練習が必要なので、時間管理のスキルも磨かれるおまけがついてきます。

【編集日記】
今日はあいにく雨模様、カーボンホイールの試乗はお預けです。