中国ランニング事情

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出張に行く時は出来るだけランニングシューズを持って行くようにしています。
出張先の街の散策とトレーニングができて一石二鳥です。
今回の中国出張もせっかくなのでランニングシューズを持って行きました。

■中国福建省廈門市

今回出張で訪れたのは中国福建省の廈門市です。廈門市は台湾海峡に接する中国南東部の海岸に位置する港湾都市です。

古くはイギリスの租界になっており、当時から栄えた港には中洋折衷の建築が建ち並び異国情緒が漂います。市街地は経済特別区に指定されていることもあり、急速な経済成長を遂げ中国でも有数の大都市です。

7年前にも仕事で訪れたことがあります。その時は雑然とした印象でしたが、今回は見違えるほど街がきれいになっていたことに驚きました。

また、旧正月の直前の時期ということもあり、街中は華やいだ雰囲気でした。

■ランナーは少ない印象

2泊3日の滞在期間で2回ランニングに出かけ、1回目は繁華街の方へ行ってみました。
ホテルから出てまずは近くの公園へ、夕方だったこともあり子供たちが遊んでいたり、お姉さん方がラジカセをかけてダンスの練習をしていたり、年配の方が健康器具で体をほぐしていたりと、身体を動かしている方が多かった印象です。

ただランニングをしている人にはほとんど出会いませんでした。
公園を後にしてから繁華街へ向かう道は幹線道路沿いを走りましたが、交通量が多く空気がやや霞んでいて、深呼吸するには少しためらう環境でした。ここでもランナーにはほとんど出会いませんでした。

2回目は前日とは、反対方向の住宅街を走りました。中国の大都市では基本的に戸建て住宅はなく集合住宅ばかりです。

日本とはその規模が違い、とても巨大な集合住宅がいくつもそびえ立っています。一つの街区に同じ形の建物が5~6棟ほど建っており、建物が道路に面して建ち、街区の内側が中庭のようになっている配置が一般的です。

ちょうど朝ごはんの時間帯だったので、店先の路上でおじいさんが、おかゆと揚げパンを食べている姿をよく見かけました。

住宅街の道は、舗装を修理した跡があちこちにあり、しかもそれがあまりきれいに補修されていないので、足元があまりよくありません。

中国は右側通行なので横断歩道を渡るときや、信号待ちからスタートするときなど、クルマの往来を確認するときに日本とは反対側からクルマがくるので、意識していないと、つい間違ってしまします。
また、中国のドライバーは(バイクも自転車もそうですが)、結構突っ込んでくるので、そのあたりも注意が必要でした。

■出張ランニングのすすめ

中国でのランニングはそんなに多く走っていませんが、日本ほどランナーが多くない印象でした。マラソン大会なども盛んになってきているそうなので、これか徐々に増えてくるかもしれません。

中国に限らずランニングは車で通り過ぎるのとは違って、街の匂いや音、そして地元の人の営みがダイレクトに感じらさまざまな発見があるのでとても楽しいものです。
少し荷物は増えますが、出張ランニングはぜひおすすめです。

【編集日記】
中国でのディナーで、鍋の種類が「辛くない」と「辛い」の二択でした、
せっかくなので「辛い」方を選んだら、めちゃくちゃ辛い火鍋でした。
日本ではおそらく10辛ぐらいの辛さです。