独立してどこへ向かうのか

Pocket

都田にて

先日参加したブログセミナーの受講者のお一人が、近々独立されるとのこと。
その方は30代前半の士業の方で独身です。業界大手の事務所に勤務されていて、傍から見ればあえて独立する必要がないようにも思えますが、独立について自分なりに思うことを書いてみます。

会社員とフリーランスの違い

フリーランスになると会社からの定期的な収入が無くなり、経済的な安定を手放すことになります。現実目線で考えるとそこが大きな違いのように感じますが、
根本的な部分で考                                                                                                                                                               えると、「自分自身が商品になる事こと」が一番の違いではないかと思っています。
提供する専門知識や技術は会社員時代と変わらなくても、会社という後ろ盾が無くなるので、仕事を取ることも成果を上げることも、責任を取るのも全てが自分の責任になるからです。

今までやってきたことの中から探す

同じ業界の中で同じ内容の仕事では、後発のフリーランスは仕事を獲得するうえで不利になるでしょう。それを覆すには専門分野の知識や技術以外に自分だけの独自性を打ち出す必要があります。独自性というと新しいものや珍しいもの中から探してしまいますが、意外と今までに培ってきたものの中に見つかるのではないかと思っています。
例えば子供のころに得意だったことや、ほかの人から凄いねと褒められたことなど、自分の強みを見つけ出し「専門分野の知識や技術」と「自分だけの独自性」を掛け合わせる。
言い換えれば、「既存の価値」×「新しい価値」を作り出し、既存の枠組みの中で軸をずらす発想が必要ではないかと思います。

ありたい姿に近づけるか

会社員でもフリーランスであっても、長い時間を費やす仕事は自分自身が納得して働くことが重要です。納得感は欲しいものが手に入る、やりたいことが出来るなど様々ですが、一番は「ありたい姿」に近づけているかだと思います。そのありたい姿に近づくために、いまの環境よりも独立したほうが適しているのであれば、早い遅いに関係なく一歩を踏み出すことが自然なのではないでしょうか。
最近では人生100年時代と言われ、今までのようなシングルキャリアではなく、マルチキャリアが必要になると言われています。その意味からもキャリアチェンジの一環としての独立もありではないでしょうか。

【編集日記】
昨日は、終日出張。
早朝にブログの内容を決めて少し走り書き、仕事が終わってから続きを書くつもりでしたが、仕事が思った通りに終わらずブログの続きが書けなかった。
時間管理の精度を上げないといけません。