言葉にするのは難しい

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文章を書く参考に 最近読んだ本の中でとても参考になった書籍をご紹介します。
“「言葉にできる」は武器になる”梅田悟司 著 日本経済出版社 です。

■思ったことが書けない

ブログを書き始めてから自分の文章力のなさに愕然としています。
というか、元々文章を書くのが非常に苦手で、そのためブログを始めることを敬遠していたのですが、いつまでも敬遠している訳にもいかずブログを始めましたが、案の定、文章が書けず悪戦苦闘しています。そんな中、この本を読んで非常に納得する部分が多かったのでご紹介します。

梅田氏は電通のコピーライターで、多くの有名なコピーを世に送り出しています。
有名なところでは、ジョージアの「世界は誰かの仕事でできている」などは聞いたことがあるのではないでしょうか。

■相手に響く言葉

著書の中で説かれていることは、言葉には二種類あり、「内なる言葉」と「外に向かう言葉」があると。そして、相手に響く言葉を生み出すには、「内なる言葉」を磨く必要があるとのこと。

それは、言葉は意見を伝える道具であり、まず、意見を育てる必要がる。「内なる言葉」を育てて、「外に向かう言葉」に変換する。
この、意見とは、自分の考え方や、意見であり、話そうとしていることについて、深く知り全体像を把握していなければ外に向かう言葉に変換できないのです。

自分の書けない理由の一つが、この全体像を深く把握していないことで、今まで物事を分かったつもりでいたけれども、もっと深堀しなければならないことが分かったことは大きな気づきでした。

■思考のサイクル

意見を深く掘り下げるには一人の時間を確保して、自分の感情を振り返る作業が必要です。その方法として、思考のサイクルが紹介されています。

1. 思考の断片を内なる言葉と捉えて書き出す。
2. 内なる言葉を俯瞰した目線で観察し拡張する。
3. 内なる言葉の解像度を上げて、化学反応させる。

このようなステップを踏んで言葉を生み出し、思いをさらけ出して初めて相手に伝わる言葉が生み出せるようになるとのこと。

内なる言葉(素材)を、外に向かう言葉(どうアウトプットするか)は、コピーライティングに限らず、デザインや建築、料理など、クリエイティブな行為には共通する思考回路ではないかと思います。

これからも日々のブログを通して鍛錬していきます。

【編集日記】
トライアスロン仲間から中古のカーボンホイールを譲り受けました。
なかなかかっこ良く、この冬のバイク練習のモチベーションになりそうです。